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カスタム マフラー 特集

 組み付けは手締めの仮留めで決まる

取り付けは、まずステー部を手締めでセット。この時点では、ボルトは1〜2回転するだけで、マフラーの重さに耐えられる程度にする。

★参考のVショックマフラーにはボルト、ワッシャーの他にカラーが入る。ボルトは純正と違って6角穴付き6mmになっている。

フランジ部も手で仮留め。ガスケットを忘れないこと。ステー部も合わせてボルト4本全部を手で締めていく。フランジを先に、ステーの順。

★フランジを固定するネジは、純正を使う。アドレスV5oは、キャップ(袋)ナットの頭が6角穴付き。傷や錆があれば、新品に交換する。

ステー部の本締め。2.5〜2.6kg前後のトルクで締めるのが理想だが、フランジ部に比べるとシビアでもないが、締めす過ぎよりも緩みに注意する必要がある。

フランジ部の本締め。正確にはトルクレンチを使って0.9kg前後で締める。緩いとガス漏れ、強すぎるとナットの崩れやスタッドを折ることもあるので要注意。

Vシリーズマフラーにはチャンバーの性能・特性をより向上させNRマジック独自の特許出願VES構造が採用されてる。チャンバー本体がコンパクトなうえに燃焼効率がアップすることで高速域での伸びを犠牲にすることなく中低速でトルク・パワーが大幅に向上するのだ。

今回のマフラー交換の参考で使ったのはNRマジックのV-SHOCKステンレス。 Vシリーズマフラーは、初心者最小限のパーツ交換で高性能を得るコンセプトで開発されている。本格的なチューンのセッティングにもバランスの取りやすい設計になっている。

 スクーターの性能を引き出すセッティング

●日頃のメンテナンスでも差が出る
マフラーの効果を知るには、まずノーマル状態で交換してみよう。条件は、クリーナーやベルト、ローラーなどの駆動系に「劣化していない」純正品を使っていること。各部の摩耗や劣化が進んでいると、車両自体の性能がダウンしている。たとえマフラーのパワーアップ効果が体感できたとしても、車両本来の性能にさえ近づけないことがあるのだ。

日頃の整備や消耗品交換などでノーマル車の性能を維持していれば、マフラー交換だけも性能アップが期待できるというわけだ。

●セッティングを詰める基本
複数のパーツを交換している場合は、すべてノーマルに戻してから、改めてパーツを1点ずつ組み込んでチェックしよう。これは、各パーツの影響を把握するために不可欠な作業だ。2点、3点と同時に交換してしまうと、それぞれのパーツの効果や善し悪しがわからなくなってしまう。

●ウエイトローラーをチェック
走行系部品の中でも、走りに最も影響が現れやすいのがウエイトローラー。使っている間に磨耗や変形が起こり、ヘタリなどがあると、ノーマル車でも本来の性能がダウンする。マフラーの特性を十分に発揮させるためには、装着時に純正の新品に交換するか、マフラーに合わせたローラーに変更したい。使用環境や体重、走りの好みによって、自分に合ったローラーを装着すれば、より快適な走りが楽しめる。

●特性を知って性能を引き出す
高速型マフラーの場合、高速域(最高速)が向上する設計になっている。しかし、その特性によって、ノーマルマフラーに比べて、出足や加速が劣ることがある。それに対処するには、マフラーのパワーバンドに合わせたチューンをする。駆動系やウエイトローラーのセッティングでノーマルをうわまわる加速を引き出すことができる。さらに、強化クラッチスプリングを同時に装着すれば、出足が鋭くなって、すべての回転域でマフラーの特性を生かすことができる。また、電気式CDIリミッターが付いている車種は、解除しないと最高速がカットされてしまうことにも注意。

取り外した部品類。ノーマルに戻す場合を考えれば、ネジ類も一式保管しておく。フランジ用ナットは、傷などの問題がなければ、この後の取り付けに使う。

★ネジ類は潤滑剤を吹いてから仮止めする。きれいにしておけば、きっちり締まって緩みを防ぐことができる。レースなどでも、灯油やエンジンクリーナーを使って、トラブルを防ぐ対策をとっているのだ。
★ネジに傷があったりゴミなどを噛んでいると緩みが起こることがある。レースでもテスト走行して、確認しながら増し締めしている。レースではエンジンの小さなドラブルも命取りになるのだ。
★プロなら10分あればチェックまで含めて作業は終わるが、慣れていなければゆっくりやるといい。作業をひとつづつ確認することが失敗しないコツだ。

今回のマフラー交換で実際に確かな手並みを披露してくれたのは、NRマジックのスタッフ北村さん。(写真左)キャリアは2年ほどだが、ドクター中里(写真右)の指導のもとでメカニックとしての腕を磨いている。

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